ThinkFree Calc
ThinkFree Calcは、お使いのデバイスでスプレッドシートの作成・編集を可能にするアプリケーションです。
ThinkFree Calc - 各種メニュー
ThinkFree Calcはデータ入力や、計算を行なうために以下のメニューがあります。
画面レイアウト
ワークブックを開くと、画面上部にメニューアイコンが表示されます。スプレッドシートの画面レイアウトは、以下の通りです。
- ① アクション バー
- ドキュメントの保存や、「元に戻す」、「やり直し」などに使用するアイコンがこちらに表示されます。
- ② オーバーフロー メニュー(デバイスのメニューボタン)
- ファイルの保存、テキストの検索、ズームなどのメニューがこちらのメニュー内に表示されます。
- ③ 関数バー
- 選択中のセルの内容を表示します。こちらの入力欄に直接関数を入力することもできます。
- ④ シート タブ
- 現在開いているワークブックのシートを表示します。
- ⑤ 行番号
- 数字で行の番号が表示されます。行全体を選択する場合は、左端の行番号をタップします。
- ⑥ 列番号
- アルファベット文字で列の番号が表示されます。列全体を選択する場合は、一番上の列番号をタップします。
- ⑦ ツールバー
- ドキュメントの編集に使用するアイコン各種が表示されます。
アクション バー メニュー
アクション バー内のメニューを使用すれば、現在開いているファイルを保存したり、内容を編集することができます。
- 保存(
): 現在のワークブックをMicrosoft Office Excelフォーマットで保存します(*.xls または、*.xlsx 形式)。
- 元に戻す(
): 1手順前に行なった操作を元に戻します。
- やり直し(
): キャンセルしたコマンドや、元に戻した操作をやり直します。
- キーボード(
): 画面下部にキーボードが表示されます。
- オーバーフロー メニュー(デバイスのメニューボタン)(
): テキストの検索や画面のスケール変更のためのメニューが表示されます。
オーバーフロー メニュー(デバイスのメニューボタン)
こちらのメニューからは現在のファイルを保存したり、指定したセルにジャンプしたり、画面のズームを調整することができます。
- ファイル: こちらからはワークブックを保存したり、プロパティを確認することができます。
- 検索: 現在開いているスプレッドシート内を検索したり、置換したり、参照先のセルへジャンプすることができます。
- ズーム: スプレッドシートの表示を25%、50%、75%、100%の4段階で拡大・縮小することができます。
- シートタブを非表示: こちらからはシートのタブを表示させたり、非表示にさせることができます。
- ペインを固定: ペインを固定させ、画面をスクロールさせても固定位置よりも左上のセルはスクロールしないように設定できます。.
- 環境設定: 非表示にしたシートを表示させたり、バックアップコピーを作成したり、ビルド番号を確認することができます。
ツールバー メニュー
こちらのツールバー メニューからはテキストのプロパティを変更したりオブジェクトを挿入することができます。矢印アイコンをタップすればツールバーの表示・非表示を切り替えられます。
- テキスト(
): テキストの色、サイズ、効果、行揃えなどの各種プロパティを変更します。
- セル(
): 番号書式、折り返し表示、インデント、罫線などのセルの書式を設定します。
- ツール(
): データの順番を並び替えたり、選択した複数のセルを結合したり、表示ペインを固定することができます。
- オブジェクト(
): スプレッドシートへオブジェクトを挿入します。
- オブジェクトのプロパティ(
): 選択されたオブジェクトのプロパティを変更します。
- 表示/非表示 ボタン(
): ツールバーを表示、または非表示にします。
コンテキスト メニュー
コンテキスト メニューを使用すれば、セル、行、列、シートをすべて編集することができます。選択したオブジェクトによって、表示されるコンテキスト メニューは若干異なります。
- シートを1つ選択: コピー、削除、挿入、非表示
- 行を1つ、または複数選択: 切り取り、コピー、クリア、削除、挿入、非表示
- 列を1つ、または複数選択: 切り取り、コピー、クリア、削除、挿入、非表示
- セルを1つ: 切り取り、コピー、クリア、削除、挿入、フィル
- 複数のセル: 切り取り、コピー、クリア、削除、挿入、フィル、結合
更に以下のコンテキストメニューの使い方でThinkFree Calcの機能を最大限に活用することができます。
- 新しいシートを追加: シートのタブを選択します。コンテキストメニューから挿入を選択するか、最後のシートの右に表示される「+」と書かれたシートをタップします。
- シート名を変更: シートのタブをダブルタップするとシート名を入力するエディットボックスが表示されます。シート名を入力して完了を押してシート名を変更します。
- シートのタブを非表示にする: 非表示にするシートのタブを選択し、コンテキストメニュー内の非表示を選択します。
- シートのタブを再表示する: シートのタブを一つ選択してコンテキストメニュー内の再表示を選択します。非表示になっているタブ名が一覧に表示されます。再表示させるタブ名を選択してOKを選択します。
- 行/列をリサイズする: 行/列のヘッダーの右/下部分をタップしながらドラッグし、行/列の幅/高さを調整します。
- 行/列を非表示にする: 行/列のヘッダーを選択し、選択された行/列をタップします。コンテキストメニュー内の非表示を選択し、行/列を非表示にします。
- 行/列を再表示する: 非表示になっている行/列に隣接する行/列を選択し、タップします。コンテキストメニュー内の再表示を選択し、行/列を再表示します。
オブジェクトの挿入
ツールバー内の
アイコンをタップすると「オブジェクトの挿入」の6つのオプションが表示されます。
- グラフの挿入: グラフを挿入します。
- 図形の挿入: 図形を選択して挿入します。
- テキスト ボックスの挿入: ドキュメント上にテキストボックスを挿入します。
- ドローパッドから取得: ドローパッド上にオブジェクトを作成し、ドキュメント内に挿入します。
- ギャラリーから取得(画像): デバイスのギャラリーに保存された写真を挿入します。
- カメラから取得(画像): デバイスに内蔵されたカメラで写真を撮り、挿入します。
パレット メニュー
パレット メニューを使用すれば、テキストやオブジェクトや線などの色を設定することができます。パレットは標準色と、天然色の2種類から選択することができます。
標準色タブでは以下のようにプリセットで用意された、標準の色から選択することができます。
天然色タブでは以下のようにカラースケールから自由に色を選択でき、スライダーを使用して色の明るさ・透過性を調整することができます。
グラフ メニュー
ツールバー内の
をタップしてグラフの種類やスタイルを変更することができます。
以下のように、グラフの種類タブから棒グラフ、パイグラフ、ライングラフなどさまざまなグラフの種類を選択できます。
またグラフのスタイルタブからはグラフのスタイルを選択することができます。
ThinkFree Calc - 各種機能
ThinkFree Calcには、入力したデータを計算したり、セルの書式設定を自由に設定する機能が搭載されています。
行揃えを設定
選択したセルの行揃えを設定することができます。
- 1.行揃えを設定したいセルをタップします。
- 2.セルの右下にある選択範囲ツールをタップし、こちらをドラッグしながら書式設定を変更したいセルを囲みます。
- ツールバー内にあるテキスト メニュー
をタップします。
- 4.中央揃えにする場合は、行揃えのメニューから中央揃え
のボタンをタップします。選択されたセルの行揃えが中央揃えになります。
ドローパッドでオブジェクトを作成
ドローパッド上にオブジェクトを作成し、新たなオブジェクトとしてドキュメント内に挿入することができます。
- 1.オブジェクトを挿入したい場所をタップします。
- ツールバー内の
アイコンをタップします。
- メニューからドローパッドから取得を選択すると、ドキュメントがドローパッドに切り替わります。
- 線の色とフィルの色を指定し、指で画面上にオブジェクトを作成します。
- メニューの
アイコンをタップすると、ドローパッドから元のドキュメントへ切り替わり、作成したオブジェクトが指定した位置に挿入されます。
ヒント: ドローパッドでは複数のオブジェクトを作成することができます。
のアイコンをタップすると、アイコンが
に替わり、選択したオブジェクトを移動できるようになります。ただし、
のアイコンが選択されている間はオブジェクトを作成することはできません。
グラフの挿入/編集
データを視覚的に解りやすいグラフにすることができます。
- グラフにするデータの範囲を選択します。
- ツールバー内の
をタップしてグラフを挿入を選択します。
- 挿入されたグラフをタップして、コンテキストメニュー内のデータの編集を選択するとハンドルが
に替わります。
- ハンドルをドラッグ&ドロップで再指定すると、コンテキストメニューが表示されます。コンテキストメニューの適用を選択します。
- 新しく選択された範囲のデータがグラフに適用されます。
ヒント: グラフをタップするとツールバー内に
が表示されます。こちらのメニューからはグラフの種類やスタイルを変更できます。
セルの書式設定
セルの書式設定からは番号書式、折り返し表示、インデント、罫線などを設定することができます。
- 選択したい範囲の一番最初のセルをタップします。
- セルの下にある選択範囲ツールをドラッグして、書式設定を設定したい範囲のセルを囲みます。
- ツールバー内の
アイコンをタップします。
- 番号書式のカテゴリから通貨をタップします。
- 通貨ダイアログから記号、小数点以下の桁数、負の数値の表示方法を選択します。
- 設定が完了しましたら、OKを選択します。選択範囲内の数値がすべて通貨の書式設定で表示されます。
セルメニュー (
) からは以下の変更が行なえます。
- 番号書式: 選択されたセルの番号書式を設定します。
- 折り返し表示: セルの内容を折り返して複数の行で表示します。
- インデント: パラグラフ前のインデントを設定します。「+」と「-」ボタンを使用して幅の調整ができます。
- 背景色: 選択されたセルの背景色を設定します。
- 罫線スタイル: 選択されたセルの罫線スタイルを設定します。
- 罫線の色: 選択されたセルの罫線の色を設定します。
- 罫線: 選択された罫線をセルに適用します。
- クリア: セルの内容のみクリア、書式のみクリア、内容及び書式をクリアすることができます。
- 書式のコピー: 選択されたセルの書式をコピーし、別のセルに貼り付けることができます。
書式のコピー
選択されたセルの書式をコピーして別のセルの適用させることで表示を統一させることができます。
- 書式をコピーするセルを選択して、ツールバー内の
を選択します。
- セルダイアログ内の
を選択します。
- 書式を貼り付けたいセルを選択して、
を選択します。
- 選択されたセルに書式が貼り付けられます。
セルの結合
複数のセルを結合したり、結合を解除することができます。
- 結合するセルの最初のセルを選択します。
- セルの下にある選択範囲ツールをドラッグして、結合したい範囲のセルを囲みます。
- ツールバー内の
アイコンをタップします。
- 結合をタップします。
- 確認ダイアログが表示されますので、OKを選択します。一番左上のセルのデータのみが残り、セルが結合されます。
※ データは、一番最初に選択された列を元にソートされます。
テキストの検索/置換
開いているドキュメント内をキーワード検索し、置換することができます。
- アクション バー内の
アイコンをタップします。
- オーバーフロー メニュー(デバイスのメニューボタン)内の検索をタップし、検索メニュー内の検索をタップします。
- 検索したいテキストを入力してキーボードのEnterキーをタップします。
- 検索バー内の矢印
ボタンを使って、前の検索結果や次の検索結果へ移動することができます。
- 矢印の右に表示される
アイコンをタップして置換する言葉を入力し、再度
をタップします。
アイコンをタップすると、大文字小文字の判別および単語単位で検索を実行することができます。
※: 検索を終了する場合は、オーバーフロー メニュー(デバイスのメニューボタン)内の検索をタップします。
データのフィル
未記入セルへ隣のセルにある数値のパターンをフィル入力することができます。
- フィルを適用させる最初のセルを選択します。
- セルの下にある選択範囲ツールを使い、フィルを適用させたい最後のセルまで選択範囲ツールをドラッグします。
- 選択範囲上をタップし、コンテキスト メニューを表示します。
- さらに見る...をタップしてフィルを選択します。選択範囲ツールのハンドラーが「+」印が付いた
アイコンに変わります。
- 選択範囲ツールのハンドラーをタップし、フィルを適用させる最後のセルまでドラッグします。
- ハンドラーから指を離すと、未記入だったセルにパターンが適用された状態で数値が自動的に入力されます。
※: ツールバー内のツールを使用して未記入セルをフィル入力することもできます。
関数を利用した計算
Calc対応の関数を利用し、スプレッドシート上のデータを計算することができます。
- 関数の実行結果を表示させるセルをダブルタップします。
- 関数バーの左にあるfx ボタンをタップし、関数の挿入ダイアログを開きます。
- 関数の挿入のメニューから、使用する関数のカテゴリを選択します。
- カテゴリを選択しましたら、カテゴリ内から使用する関数を選択します。関数バーの下に関数の構文が表示されます。
- 関数を実行するために必要な引数または数値を入力します。
- 関数バーの
アイコンをタップします。
名前を付けて保存する
ドキュメントに名前を付けて、新たなファイルとして保存することができます。ファイルの保存形式には.xlsか.xlsx形式を選択できます。
- アクション バー内の
をタップします。
- オーバーフロー メニュー(デバイスのメニューボタン)内のファイルをタップして、名前を付けて保存を選択します。
- ドキュメントを保存する、保存先フォルダを選択し、選択をタップします。
- 名前を付けて保存のダイアログでドキュメントのファイル名を入力し、ファイル形式(.xlsまたは.xlsx)を選択します。
- OKをタップします。
ドキュメントを送信する
ドキュメントをメールまたはオンラインストレージ経由で送信することができます。
- アクション バー内の
をタップします。
- ファイルをタップして、送信を選択します。
- ドキュメントの送信に使用できるオプションはデバイスにインストールされているアプリケーションによって異なります。